ちょっとした工夫
前項では、100万円達成までの毎月の目標を設定したわけですが、ちょっと問題もあります。それは今まで貯金ができなかった人対象ということで、ある程度何らかの工夫もしないと達成していくのは難しいかもしれないという点です。
例えば、毎月積立するとして、それに不足するお金が1万円程度なら、少し意識して節約すれば捻出するのもそんなに困難ではないでしょう。きっと強いストレスを感じることもなく、ちょっとした工夫と節約意識でいけるでしょう。
1週間で1000円だけ食費を節約すれば1カ月4000円です。自動販売機で購入していたペットボトルは、その代わりに水筒を持っていけばこれで2000円は節約できます。後の4000円は夜の外食を1回止めるだけでも節約できるかもしれません。この程度で1万円を貯金に回すことができます。
これ以外にも、普段の生活の中でもカットできそうなことを見つけてコツコツ積み上げられます。食費以外の項目としては趣味・レジャー費、日用雑貨、被服関連費などの変動費が主で、ちょっとした意識次第でかなり無駄な支出を減らすことができるはずです。
費目ひとつずつでは僅かであっても、複数費目で節約すれば、1万円の一部はすぐに捻出することができるでしょう。
さて、積立額まで今までより1万円以上節約しなければならないなら、これは変動費を少しずつ節約していくような作戦ではなかなか達成は難しくなっていきます。それでもそんな人の方が多いのかもしれません。
この状態で、ある程度まとまった金額を節約しようとするなら、今度は家賃、保険料、自動車関連費用、水道光熱費、通信費などの固定費の内容を見直す必要がでてきます。