早いうちからクセをつけよう

 

この世の中、いろいろ欲しいものが出てくるので、つい購入欲が出てしまいがちです。貯金することが何より苦手だという人もたくさんいるはずです。貯金は言ってみればコツコツするものです。一度に大金がゴッソリ入ってくるということなどはそう簡単にはありません。100万円だって、毎月計画的に貯金をしていくことになるはずです。

 

ところがそうした習慣がなければ、当然ながらそれは苦痛というわけです。一般的なアドバイスなどでよく聞くのが、毎月無理のない金額での積立額を設定して取りかかるということですが、そう単純なものではありません。むしろ、どこかである程度は無理をしないと、定期的にお金は貯まっていかないというのが現実のようです。

 

さて、ではスッパリと気持ちを切り替えて、お話していきます。とにかく「1年で100万円貯める!」と決意してみましょう。特に、まだ独身で若い人なら、自分ひとりの決意如何で貯蓄を増やすことが充分可能なはずです。

 

ところが結婚をしたらなかなかそうはいかないのです。子どもが生まれますし、やがて大学生にもなります。いつかは住宅の購入も考えなければなりません。たいていの家庭では、大体50代前半あたりまでは最低限の支出がかなり増えて、貯蓄するなんて到底できない状況になるはずです。どう考えても家計に余裕ある時期ではありません。DINKSのような夫婦もいますが、それはここでは例外としましょう。

 

独身ではなく結婚していても、子どもがまだ小さい時期なら「貯める最後のチャンス」となるでしょう。とにかく早いうちに貯金をするクセをつけるに越したことはありません。この時期にある程度のお金を貯めてあれば、以後の「貯めグセ」も身につく可能性が高いのです。将来的には相当な金額の差が出るでしょう。